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「きれい」ではなく「美しく」なる

便利な世の中になりました。

直接話さなくてもメールで完結できます。

以前の職場で、上司にメールでお願いして注意されたひとがいました。

便利になればなるほど、ひとは面倒なことをしなくなります。

家に入って自分の靴を揃える。

トイレを使った後ふた(ふたがないところもありますが)を閉める。

トレーニングジムの洗面所で落とした髪の毛をティッシュでふきとる。

そんな場面に出会うと「美しさ」を感じます。

 

お化粧をしたり、整形したりすれば見た目は「きれいに」なりますが「美しさ」ではありません。

「きれいさ」はお金で買うことができますが「美しさ」は自分自身の努力で作り上げていくしかありません。

生きていく上で面倒なことは沢山あります。

面倒でやりたくないことでも、丁寧にやる習慣を積み重ねていくことで、ひとのこころは「美しく」なっていきます。

本当の「美しさ」とは自分との闘いの中からのみ生まれるものです。