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失敗した本人が一番つらい

赤毛のアン・シリーズ2冊を読みました。

ふと、たくさんの失敗を思い出しました。

小学生のころです。

お友達の家で柿の木に登り枝が折れ落ちたことがありました。

危ないと言われているのにもかかわらず登ったのです。

お友達のお父さんが駆け付け介抱してくれたのですが、背中の痛みよりも恥ずかしさでいっぱいでした。

金華山に家族で登った時のことです。

お昼に食べて空になった重箱と湯飲み茶わんを谷底に落としてしまいました。

 両親は「お前が落ちなくて良かった」と言ってくれましたが、落としてしまったことが悲しくてしかたありませんでした。

石油ストーブを消して寝るよう言われ、言われた通り消して寝た時のことです。

朝起きると芯がくすぶって部屋中がすすまみれになっていました。

両親は火事にならないで良かったと言いました。

お風呂を沸かしてと母親に頼まれたときのことです。

お風呂に水が入っているか確認しないまま点火したためお風呂から煙が出てお風呂釜をダメにしました。

この時の怒られた記憶がなく、両親は諦めていたのかもしれません。

高校生のころです。

バスを乗り間違え帰れなくなりました。

見たことがない景色だと思いながら終点まで来たとき、バスの運転手さんが声をかけてくださり自宅に電話をしてくれました。

両親はバスの運転手さんのことをずっとずっと感謝していました。

当時のわたしは、家に帰れない不安と恐怖しか記憶しかなかったのですが、大人になって運転手さんのお陰だったなと思い出します。

この頃父親は「爆弾抱えているようだ」とわたしが出かけるたび言っていました。

大げさなと思いましたが、年を取ってから思い出すと父親が言っていた気持ちが理解できます。

たくさんの失敗をしまくりだったのに、前向きで生きてこられてのは周りにいてくれる人のお陰だなと思いました。

以前手相占いで「大きなものに守られている」と言われました。

その通りだなと思いました。