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家紋のお話

墓石には家紋が刻まれています。

実家は上り藤の家紋が刻まれています。

お墓は名字よりも家紋を大切にしています。

喪服には家紋が5つ入ります。

胸と袖に2つ、背中に1つ、それぞれに意味があります。

背中はご先祖様をあらわしています。

災いや邪気は背中から入ってくると恐れられ、背中の紋によってご先祖様が守ってくださると考えられています。

胸は両親をあらわしています。

袖は兄弟、姉妹、親戚をあらわしています。

五つ紋の着物を持つことで、ご先祖様や家族が守ってくれて厄除けやお守りになります。

女性の大厄といわれる19歳。

娘に喪服を購入しました。

喪服は「送り着」なので譲ってはいけないと言われています。 

自分の喪服は、自分の死とともに、「喪服を裏返す」または「足元に衿をもってきて」からだにはおってもらい火葬します。

お葬式の会場入口両脇に家紋の入った提灯を掲げます。

わたしの喪服は実家の家紋が、娘たちの喪服には夫の家紋が入っています。

父の葬儀ではわたしの姉妹、わたしの娘たちが喪服を着ました。

喪服の家紋を目印に、実家のご先祖様、夫のご先祖様が集まります。

集まってくれたご祖先様たちが亡くなった父の道案内をしてくれます。

家紋がたくさん見られるお葬式は亡くなった方にとってはよいお葬式になります。