最近になって孝行は「親がさせてくれてはじめて子どもができるもの」だということを知りました。
学歴がよくて立派な職に就いている親がいたとします。
子どもに「わたしのようになりなさい」と強制してたとします。
親の期待に耐え切れず家を出てしまったとしたら親不孝の子どもになるのです。
だから「親が孝行できるようにしてやるべきだ」ということです。
わたしの実家は父で6代目と代々続いている本家です。
父は子どもが娘ばかり3人でしたから長女に家を継がせるため必死でした。
末っ子のわたしは知らなかったのですが、長女は「お前は後継ぎだから」と幼いころから父や祖母に言われていたそうです。
そんな長女は長男を好きになり、親が大反対したにもかかわらず嫁いでいきました。
父は「親不孝ものや」と言っていました。
長女は「孝の字がつく人は親不孝になる」とよく自分のことを言っていました。
親が長女の後継ぎを強制しなかったら、姉は親不孝にはなりませんでした。