産前休暇(当時は予定日の6週間前から)に入る直前、2年生(6クラス)の修学旅行前健康診断がありました。
先生方にお願いするのが申し訳なく、一人で乗り切るしかないと思っていました。
呼び出しで階段を何度も往復するのは危険だと思いながらスタートしました。
スタートして残り15名の時、次のクラスの呼び出しを生徒に依頼しました。
廊下が騒がしくなると次のクラスが来たと分かるのですが、検診する生徒が減るにつれどんどん静かになりました。
残りの生徒が1名になった時、いよいよ呼び出しに走るかと廊下に出ました。
ドアを開けた瞬間、次のクラスが廊下に並んで待っていました。
先頭には学年(2年生)の先生が、その先には生徒を監督する学年の先生の顔が見えました。
一度も途切れることがなく最後まで静かな状態で終了しました。
先生方へ検診のお礼に行くと学年主任の一声だったことが分かりました。
みなさん自主的だったことも分かりました。
検診中に先生方が手伝ってくれる姿を見たときはうれしくて目がしらが熱くなりました。
「思いやり」はしてもらった後「しあわせだな」と感じます。
そして次の誰かにつなげたいなと思います。