心電図検査表行方不明事件。
個別の検査表を事前に準備していて、それを当日担任から生徒に渡します。
呼び出しがあったら各自検査表を持参して検査を受けます。
2つ目のクラスを呼び出した時、40人全員が検査表を持っていないのです。
生徒に聞くと担任から配布されていないと言います。
8クラス中終わったのは1クラスだけです。
やばい、待っている余裕はないと3つ目のクラスの呼び出しに走りました。
会場は予定人数の2倍が集まり大混乱、状況は最悪でした。
その間も私は担任と連絡が取れず学校中を駆け回っていました。
何とかしなければと必死に考えながらもどうしようもできず悩みまくった1日でした。
内科検診終わらない事件。
新しい校医による初めての内科検診でした。
例年検診は1時間程で終わります。
ところが13時からスタートして放課後になっても終わらなかったのです。
出来なかったクラスを別日に実施することでとりあえず終了しました。
何とかしなければと必死に考えてもどうしようもできず疲れ果てた1日でした。
身体測定やり直し事件。
女子高に勤務していた時、体重測定をした先生が記録をしていなたかった事件です。
先生は体重を読み上げながらずっと誰かが記録をしていると思っていたそうです。
測定記録の提出を促すと、自分が記録をしなければいけなかったことに気付かれました。
測定をやり直すしか方法はありません。
生徒からは非難ごうごうでした。
養護教諭やめたいと思いながら、昼休みを使い何日もかけて測定しました。
入院手術の大けが。
4月3日、まさに新学期が始まる直前でした。
自宅の階段を踏み外し足を複雑骨折、手術が必要でしばらく入院しました。
これはもう自分に起きた出来事を受け入れるしかありませんでした。
受け入れた途端自分が楽になりました。
すると、今までと違う展開になりました。
健康診断前には「その身体じゃ大変だね。何でも手伝うよ。」と会場の設営や後片付けを手伝う人が現れました。
そしてこれが普通となり毎年手伝ってもらえるようになりました。
健康診断では様々な事件が起きました。
その度何とかしなければと頑張りました。
ところが物事は思い通りにならないと思い定めた(諦める)途端気持ちが楽になりました。
骨折して入院した時です。
出来事を受け入れることは自分を楽にすることだと思いました。
人生は楽しいと思いました。