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着物と瞑想

 

 瞑想をする時「今、ここに」に集中します。

過去や未来、空想するのではなく、今に集中する状態です。

 

例えば、「吐く」「吸う」と自分の呼吸に集中します。

この状態が、今に集中する状態です。

ところが『今日の夕食何にしよう』『昨日はカレーだったよな』『外食でもいいか』『最近出かけてないな』と退屈になってきた途端、集中が途切れてしまうものです。

数年前までヨーガ教室(日本ヨーガ瞑想協会)に11年程通っていました。

ヨーガの先生は素適な方でした。

先生は、苦しいヨーガのポーズになると必ず話しかけてくれます。

「体のどの部分が苦しくないですか?」

「頭ははっきりしていますよね。」

「ヨーガのポーズは、嫌なことに目を向けないトレーニングです。」

苦しいポーズの中で、快適な部分に神経を集中させていると呼吸が楽になっていきます。

 

ヨーガに通い始めて自分が変わったと思いました。

ちょっとしたことでイライラしなくなりました。

そして、気持ちの切り替えをする行動を起こすようになりました。

ヨーガは苦しいポーズの中で心が乱れないよう集中します。

着付けは、余分なことを考えず集中しないとできません。

 

着付けはヨーガで集中することと同じ状況が頭の中で起きているのです。

 

瞑想に似ていると思いました。