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「頑張れ」はNGワード

人は繋がりの中で生きています

人は繋がりの中で生きています。

 

鎌田實先生は、三つの繋がりの中で人は命をはぐくんでいるとおっしゃっています。

(*鎌田實:諏訪中央病院で地域医療に携わった医師)

 

人と人のつながりの中で生活をいとなみ、

体と心の繋がりの中で命は生かされ、

体と心の中で命を育んでいる。

 

「相手の気持ちに寄り添う」は大切なのですが実はとても難しいです。

      

カウンセリングの勉強をしている時「分かります」の発言はNGと言われました。

相談者の個別性を無視しているが理由です。

 

「頑張れ」もいつからなのかNGと言われています。

頑張っているのが分かってもらえない。

さらに頑張りなさいと強いられている。

今の私を分かって欲しい。

こんなふうに考える人もいます。

相談者は一人一人違うのです。 

受験1週間前の私でした。

 

緊張してよく眠れない。

お腹が痛い。

試験が出来なかったらと不安でたまらない。

時間が足りないとあせる。

周りの人はもっとやっているだろうなと気になる。

結果を想像すると恐ろしい。

      

「あと1週間だね。頑張れ」

この時期とても気分が重い言葉でした。

 

苦しい状況で落ち着けたのは

 

試験について誰も触れない。

愚痴っぽい事を言っても聞いてくれる。

励ます言葉は無し。

 

何もしないでいるみたいですがいいのです。

落ち着くのです。

そして言葉以上の思いやりを感じるのです。


 

声をかけるなら感情に焦点を当てること。

どんな状況かはいりません。

どんな気持ちなのかを聴いてあげること。

 

応援したい、結果を知りたい、気にかけている事を伝えたい。

これらは自分中心で考えているのかもしれません。

相手を第一に行動する。

それが最大の優しさだと思います。